こんにちは河口です!
今回ご紹介するのは「悪魔の取引」です。成功実績ランキング1位とのことで、悪魔のような実力を誇る完全自動プログラムとのこと。果たして本当に稼げるのかや、何をするものなのかなどを調査してみましたのでご覧ください。
悪魔の取引とは?
まずはLPからチェックしてみましょう。
ここワンリサーチ調べによると、2021年8月に成功実績ランキング1位を獲得したカリスマ指導者と金融庁からの認可も得ている日本最大級の投資顧問会社がタッグを組み、完全自動プログラムを構築。
- 労働からの脱出
- 今年中に資産形成
- 早期リタイアFIRE
を掲げ、先行100名を緊急募集するとのこと。
もしも本当にそれらが実現するのであれば、興味深いものですね。
悪魔の取引のLPの突っ込みどころ
LPは比較的シンプルなものです。
ダラダラとスクロールさせるものと比較すると読みやすいですが、そんな短いLPの中だけでもいくつかの突っ込みどころ、つまりは「?」と思わされる部分が多々あります。
ここワンリサーチの信頼性
悪魔の取引はここワンリサーチの調査によると、2021年8月の調査にて成功実績ランキング1位を獲得しているとのこと。
ではその「ここワンリサーチ」とはどんな会社なのかといえば、リサーチ会社ではなく、マーケティング会社です。
利用者に実際に利用してもらってアンケート・リサーチするのではなく、販売業者に箔をつけるためのランキングを作る会社だと言えば分かりやすいでしょうか。
そのため、調査に関しても依頼者からアピールしたいものを1位にするための設問を作るのです。
例えば今回であれば、このカリスマ成功者と、あまり評判の良くない人間を並べ「どちらが信頼できますか」とアンケートを取る。
すると、評判の良くない人間は信頼できないと多くの方が分かっていますので、知らないであろうカリスマ成功者を選ぶ。当然カリスマ成功者の方が「票を獲得」するので「1位」になるというものです。
このように、消費者の率直な感想ではなく、箔付けのために1位を取らせるためのマーケッティング会社のランキングなど、何ら当てになりません。
関東財務局認可
悪魔の取引は金融庁、関東財務局から認可を得ているとアピールしています。
しかし、認可を得ているのはあくまでも金融商品を取り扱う会社としての認可であって、お金儲けにお墨付きをもらっている訳ではありません。
そもそも、顧客からお金を集めて投資を行うのであれば認可を得るのは当たりまえです。
…その当たり前をしていない悪徳業者が多いので「認可を受けている」がアピールになってしまう業界構造もありますが、あくまでも「金融業」への認可であり、悪魔の取引を絶賛している訳ではありません。
特定商取引法に基づく表記
特定商取引法に基づく表記を見てみるとしましょう。
住所、電話番号共に記載されています。
とりあえずこれらに関しては後で調べるとして、さらにスクロールしてみましょう。
LPで「完全自動」との文言がありますので、FXの自動売買ソフトである可能性が高いです。
住所も調べてみるとしましょう。
特定商取引法に基づく表記のページは右クリック禁止のコードが埋め込まれています。こういった小細工も怪しさを増長するものですが、東京都墨田区錦糸町一丁目2番1号を調べてみました。
レンタルオフィスのようです。
もちろんレンタルオフィスは悪いものではありません。
しかし、
「サービス」の欄にあるように、バーチャルオフィスも行っています。
バーチャルオフィスは、簡単に言えば住所の名義貸しです。
実際にはここでオフィスを構えているのではなく、月に数千円支払うことで名義を借りるというもの。
結果、「東京都墨田区の会社」というステータスを手に入れることができます。
まだバーチャルオフィスだと決まった訳ではありませんが、バーチャルオフィスは短期契約が可能なので、いつでも逃げられると考えることもできます。
LINEに登録してみる
既にこの時点で金融商品を取り扱う業者としては信頼性が低いと言わざるを得ないのですが、LINEに登録してみましょう。
LINEだけではなくchatworkでも良いみたいですね。
…しかしLINEはリンクが切れていました。
ということで、chatworkしか選択肢がありませんでしたので登録することに。
登録すると、さっそくトークを見ることができました。
基本的には他の情報商材のLINEトーク同様、このような形で情報が送られてきます。
とりあえずプロダクトローンチでいろいろと送られてくるのですが、それらは割愛。
肝心の部分にたどり着くことができました。
…あとはもう、これを見てくださった方に判断を任せるとしましょう。
およそ40万円のFX自動売買ソフト。
そして特定商取引法に基づく表記では「効果は保証しない」と記載されているのです。
…冷静に考えたら、お金を出す価値のある情報だとは思いませんが。
悪魔の取引まとめ
悪魔の取引はおよそ400,000円のFX自動売買ソフトでした。
そもそも、提供者が本当に、LPにあるようにFXで相当な利益を得ているのであれば、わざわざ数十万円程度と、彼らの主張する利益よりもはるかに低い金額で提供などしないでしょう。
金融庁認可、マーケティングリサーチ会社の利用など小賢しい面が見えますが、裏を返せばそういった細工をしてでも購入させようとしているのです。
ではなぜ細工が必要なのか。
それを考えたら、悪魔の取引は手を出す必要のないものだと分かるのではないでしょうか。
それではまた次の投稿でお会いしましょう!