皆さんこんにちは!河口です!
近年、インターネット上で「Reliance(リライアンス)」という名の投資案件が拡散されていますが、これは極めて危険な詐欺であると考えられます。
Robert Harry Ōhnoと名乗る運営責任者による甘い言葉に惑わされる前に、その実態を詳しく見ていきましょう。
危険な誘い文句と非現実的な利益約束
Relianceは「毎週17万円」「最短5日で利益確定」「平均月間配当額226万円」といった非常に魅力的な数字を掲げています。
しかし、これらの数字は金融常識から大きく逸脱しており、現実的ではありません。
VIP限定という幻想を利用
リライアンスは「VIP顧客だけに提供する限定システム」と称して、選ばれた特別な人だけが参加できるという錯覚を与えます。
さらに「完全無料でメンバーに招待する」という言葉で、警戒心を解こうとする手法を使っています。
このような「特別感」を演出する手法は、詐欺案件に頻繁に見られる典型的な手口です。
初回トライアルの罠
多くの被害者は、初回の小額投資で実際に利益が出たと報告しています。
しかし、これは「釣り」であり、次の大きな投資へと誘導するための罠です。
実際に被害者からは「最初のトライアルで利益が出たが、次回の投資で連絡が途絶えた」といった声が多数寄せられており、その後の資金回収ができなくなるケースがほとんどです。
運営の不透明性と特商法違反の疑い
Relianceを運営する会社情報を調べると、矛盾点が多数見つかります。
特定商取引法に基づく表記では、ニューヨークの住所が記載されている一方で、日本のフリーダイヤルも併記されており、実態が極めて不透明です。
このような情報の不一致は、実在する企業ではなく、架空の存在である可能性を強く示唆しています。
金融ライセンスの欠如
仮に海外企業であっても、日本国内で金融サービスを提供するためには、日本の金融庁からの登録が必要です。
しかし、Relianceにそのような登録は確認できません。
無登録で投資勧誘を行うことは違法行為であり、この点からも大きな警戒が必要です。
不適切な勧誘方法
正規の金融機関であれば、LINEなどの個人的なチャットアプリを主な営業チャネルとすることはほとんどありません。
このような不透明な連絡手段を使用する点も、信頼性の低さを示す重要な指標です。
被害事例と口コミの実態
多くの被害者は、一定額の投資を行った後、運営側との連絡が取れなくなったと報告しています。
サポートセンターは機能せず、返金保証も実際には履行されないケースがほとんどです
紹介制度とポンジスキームの疑い
Relianceは参加者に対して知人を紹介するよう促しており、「紹介報酬」を支払うシステムを採用しています。
これは新規参加者の資金を既存参加者への配当に回す「ポンジスキーム」と呼ばれる詐欺の典型的な構造に酷似しています。
自作自演の評判工作
検索サイトやSNSでは、一見したところ好意的な口コミが見られることがありますが、これらはほぼ間違いなく自作自演によるものです。
実際に「稼げた」という信頼できる口コミはほとんど存在せず、むしろ被害報告が圧倒的多数を占めています。
運営元の実態を確認
投資を検討する際は、その会社が実在するか、適切な登録や免許を持っているかを必ず確認しましょう。
特に金融庁の登録がなければ、日本での投資サービス提供は違法である可能性が高いです
初期利益の罠に注意
最初の少額投資で利益が出たとしても、安易に大きな金額を投資しないでください。
これは典型的な詐欺の手口であり、「実績」を見せて信頼を勝ち取った後に大きな資金を奪う戦略です。
まとめ
Reliance(リライアンス)は、非現実的な高収益を約束し、初回の小さな「成功体験」で信頼を得た後、大きな資金を騙し取る典型的な投資詐欺の特徴を多数有しています。
運営の実態は極めて不透明であり、特定商取引法の表記も不十分、金融庁への登録も確認できないなど、違法性が強く疑われます。
「毎週17万円」「最短5日で利益」などの甘い言葉に惑わされないよう、冷静な判断が必要です。
甘い言葉に惑わされず、情報を冷静に精査し、自分の資産や個人情報を守る行動を心がけることが重要です。